脳内視力がズレてることでの弊害
脳内視力がズレているとどうなる?
(……と、イラストにはありますが、疲れ・肩凝りだけではありません。
子どもにも大人にももっと大きな問題が控えているのです。)
さて、前回「『脳内視力』で治る?!疲れ・頭痛は、脳が疲れていたせい!」でお話しした長男の脳内視力がズレている件ですが、帰宅後の夫にテストをしたところ、夫は
- パンダは一匹
- 円の中の□×○は少しずれて2つの円に見える(頑張れば一つになる)
- 十字は綺麗な十字
- 円の中の○は立体視OK
と、ほぼ脳内視力には問題がないことがわかりました。
夫はレーシック手術後、裸眼視力1.0をキープしてます。仕事も事務系だけど外回りも多く、動画はスマホでたまに見ているもののゲームもしないし、趣味はテレビのスポーツ番組見ることだし、眼には割と健康な生活が出来ているようですね。
でも、100%綺麗な脳内視力をしているか?というと、そうではないようです。
松本康さんの「疲れ・頭痛・肩こりが「脳内視力」で治った!: 日本人の“3人に1人”は、この「見る力」が低下している! (王様文庫)」(リンクで Amazon に飛びます)
の著書のアオリ文句は「日本人の三人に一人は脳内視力に問題がある」ということでしたが、日常生活に支障のない程度のズレを持ってる人は、多分3人に一人どころかもっといるのではないでしょうか?
でも問題は脳内視力のズレの程度がひどい人、またその事実を自分で知らない人。
脳内視力に関する一般人の見解
テスト後の夫に
「こーぺーはパンダが3匹に見えたんだよ!」
と、そのズレの危険性を息巻いて伝えたのですが、
「そうか、乱視なのかなー」
と、のんびりモード。一緒に慌ててくれると思っていた私は拍子抜け。
だって、自分の見ているものと実際のものがズレていて、それを脳が補正してるんですよ?それってすごく損なことなんだと思わないんでしょうか?
物をたった一個見るだけでも実物とのズレを微調整するために、脳は懸命に働いているのです。
対象がそれほど正確性を要求しない遠くであればズレもたいした問題にはなりません。脳もきっとそんなに必死に補正はしないでしょう。でも、近くの小さなものを見るとしたら大問題。ズレが許されないんですから。
- 字を綺麗に書けない。
- 絵が(特に模写)ヘタ。
- 物を取る時に掴み損ねる。
- 本を読み間違える。
- 何もない所で転ぶ。
これら全て、脳内視力がズレてるせいで起きた障害だとしたら?治せるものなら治したくないでしょうか?
脳内視力がズレていると大きな損をする
例えば、東大に行く為の勉強をしてるとしましょう。
物が正しく見えてる人は、脳の100%の力を「勉強すること」に使えます。
でも物が正しく見えてない人は、脳の10%の力は 「物を見る(つまり補正する)こと」に使って、残りの90%の力を「勉強すること」に使う。
1割くらい仕方ないじゃん?って思いますか?
でも、物を一つ見るごとに1割ですよ。
大学に行くまで、一体どれだけの量の文字を見ると思いますか?図を見ますか?字を書きますか?
その小さな一つ一つに少しずつハンデを背負ってるとしたら?
1割と書きましたが、実際はどのくらい脳が動いてるかなんてわかりません。
脳内視力のズレが大きい人は2割3割、下手したら4割も脳を使ってるかもしれません。
同じ「勉強をする」のに、脳の力が余分に必要だなんて、なんか悔しくないでしょうか?
眼の矯正とトレーニングと
が、夫にその問題について力説しようとしたら、
「もう少し大きくなったらコンタクトとかでの矯正も出来るし」
とまぁまぁな態度。挙げ句、
「まぁ、そうカリカリしないで」
とたしなめられました。
確かに夫の言うこともわかります。親がカリカリしていたらあまり良くないというのも頭では理解しています。
でも、メガネにしろコンタクトレンズにしろ、レーシック手術にしろ、「矯正に弊害がないか?」と問われれば 「弊害はある」 と身をもって体験してる身。だから例え多少であっても、トレーニングなどで何とか改善が見られるのであれば何とかしたいと思うのです。
というわけで、こーぺーの脳内視力を取り戻すために一人でも頑張ります。
早速、来週オプトメトリストのいらっしゃるメガネ店に行って検査をしてもらおうと予約を取りました。
帰宅したらまたレポートを書きますね。それまでは独自でトレーニングします。
では、次回からトレーニング方法をご紹介しますのでお楽しみに〜。
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