子供用メガネで矯正したのにC判定(「弱視」「ロービジョン」の恐怖)
「子供用(小学生)メガネを作る時に気をつけること」のつづきです。
- 顔の幅は成長と共に広がる
- 目の中央にレンズの中央が来るように
- レンズが傷つきやすい
- 扱いが雑だとフレームが歪む
- 視力低下は年齢と共に進みがち
- 遠くの視力、近くの視力を使い分けるべきか
子ども用メガネを作成するにあたって注意する点について、以下で流れを書かせていただきました。
「子供用(小学生)メガネを作る時に気をつけること、その1」
(メガネを作る前のメガネ屋さんを選ぶ所までの流れについて知りたい方はこちらへ)
「子供用(小学生)メガネを作る時に気をつけること、その2」
(メガネ屋さんに入ってからフレームを選ぶ流れについて知りたい方はこちらへ)
「子供用(小学生)メガネを作る時に気をつけること、その3」
(メガネのフレーム選びと子供の傾向・成長などについて知りたい方はこちらへ)
子供用(小学生)メガネを作る時に気をつけること、その4」
(メガネ屋での視力検査・レンズ選びの流れと注意点などについて知りたい方はこちらへ)
最後は、矯正しても視力が出ない「弱視」「ロービジョン」の恐怖についてです。
目次
子供用のメガネの完成・納品、そして最終調整
子供用メガネは、その後1週間弱で納品と言われました。
・・・が、4月はレンズメーカーの繁茂期だったようで、メガネのアイガンから「予定より数日遅れます」との連絡が入りました。
学校の視力検査があるせいか、あったせいか、新学期で新調するのか、メガネを作り変える方が増えるのでしょうね。
メガネを作り変える時期としては、視力低下を如実に感じる秋から冬にかけての季節がおすすめですね。
メガネを受け取りに行くと、前回担当くださった方がメガネを子供の顔に合うように微調整してくださいました。
これが、メガネ屋さんの強みですね。
- 鼻当ての角度
- 鼻あての位置
- テンプルの長さ
- テンプルの角度
子供の顔の大きさや鼻の高さに合わせて微調整していってくれます。
子供はなんだかんだとメガネの付け外しが多く、テンプルを片手で持って外すことも多いので、どうしてもフレームが歪みやすいです。近所のメガネ屋さんなら、微妙にフレームが曲がっている時に「直して!」と行きやすいのが、一番のウリですね。大抵のメガネ屋さんは無料で調整してくださるでしょう。
ついでに洗浄もしてくれるかもしれません。
が、超音波洗浄はあまりやらない方がいいです。もちろん、そんなことはメガネ屋さんの方がご存知だと思います。
なので、普段からのお手入れが重要ですね。汚れたら洗いましょう。洗い方については、メガネの正しいお手入れ法「間違った磨き方で眼鏡に傷をつけてませんか」 をご参考に。
メガネで矯正したのに、視力検査の結果が「C判定」
さて、そんなこんなでメガネを新調し臨んだ視力検査なのですが、まず結果を先にお伝えしましょう。
「c判定」
0.6〜0.3。
矯正視力で左右とも、でした。
店員さん「矯正して0.7です」って言ってたのに〜!
やっぱり「弱視」・・・?
「弱視」で検索すると、「ロービジョン」とか「視覚障害」という文字が・・・。
メガネを新調してからは、ほぼ終日メガネ生活をしています。
新調したメガネのフレームが大人っぽくなったのが長男はいたく気に入ったようですが、視力としては一つ前のメガネでも大差ないのかもしれません。
レンズの度は違うはずなのに、出る視力はあまり変わらない。
これがいわゆる「弱視」「ロービジョン」というものなんでしょう。
メガネをかけなかった弊害としての「弱視」「ロービジョン」とは
弱視とは・・・
眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても視力がでない目のこと。
目の前にあるものは、角膜、水晶体、硝子体を通って、網膜の中心窩(ちゅうしんか:網膜の中で視力が一番良い部分)にピントが合った後に、その情報が視神経を通って脳に伝わります(図1)。
弱視は、この視覚情報が伝わる経路のどこかに支障があるときに生じます。この原因は通常、視力の発達の感受性期(※)に片目または両目に適切な視覚刺激を受け取ることができなかったために視力の発達が止まったり遅れたりすることによります。例えば、後述するように弱視は、生まれたときから3歳くらいまでの間に、片方の目のまぶたがさがったままだったり、黒目の中心の部分が濁っていたり、片方の目の位置がずれていたり、きちんと網膜にピントが合わない場合に起こります。
弱視は、医学的弱視と社会的弱視に分けられます。
*医学的弱視:視力の発達の感受性期に適切な刺激を受け取ることができなかったために生じた弱視で、眼鏡をかけたり訓練をしたりすることで視力が良くなる可能性があります。
*社会的弱視:あらゆる種類の目の病気によって生じた回復困難な視力障害のことをいい、盲や弱視を含めてロービジョンともいわれます。
(日本眼科学会)//www.nichigan.or.jp/public/disease/hoka_amblyopia.jsp
「矯正しても見えない視力」「ロービジョン」への対策
「医学的弱視」への対策は、
- メガネを常にかけておく
- 良い視力の方の目を隠して、悪い視力の方の目を訓練する
などがあるようですが、
じゃあ、後天的な弱視の対策は???
と探すと、なかなかこれと言ったものが見つかりません。
メガネ屋さん曰く
「レンズを変えて見えるようになると、少しずつ回復していくかもしれません」
「しれません」って・・・「しないかも」ってこと。
とにかく常に物がハッキリと見えている状態をキープすることが重要なようです。
私がメガネ嫌いなのが災いしました。
「見えない」ものを、「懸命に見る」ことは、目の見えにくい人にとってはとても疲れること。
そんなこと、好んでしたい人などおりません。
トレーニングは重要です。でもそれはトレーニング。それ以外の時間には、楽で「ハッキリよく見える」状態をキープしてあげることが重要だということが改めてわかりました。
サイトの過去の記事では、色々な説から色々なことを書いてしまっていますが、とにかく親が気を配って「トレーニング&日常の視力キープ」をして、視力低下がこれ以上ひどく進まないように頑張るしかないようです。
「裸眼視力が0.1以下で、矯正しても0.7いかないケース」は大人に多いようですが、子供でもかなり増えてきているようです。この視力では、大人になってから車の免許が取れなくなります。
というわけで、このサイトでは、これから先天的ではない、後天的な「弱視」「ロービジョン」に対する、具体的かつ効果的な方法を探してアップしていきたいと思っています。
以上、かなり凹んだ事実でしたが、子供の視力低下が激増している今、何か皆さんの参考になればと綴っておきます。
皆様、どうぞ目を大切に。
<以下、子供用メガネ作成の流れとまとめリンク> |
「目は一生モノ」
どうぞ我が家を反面教師に目を大切に・・・。
関連記事
タグ:弱視