子供の近視>失明リスクの高い「病的近視」が眼底検査で診断可能に

今日の朝日小学生新聞に、ショッキングな記事が載っていました。

「近視の子、失明リスク診断可能に」

近視と失明リスク

東京医科歯科大学の研究グループは7日、近視の子どもに眼底検査することで、将来、近視が悪化して目が見えなくなる危険(リスク)があるかどうかを診断できることがわかった、と発表しました。
メガネなどを使っても視力が0・7未満で、失明の原因の約2割を占める「病的近視」に着目。15歳以下で初めて近視と診断され、大人になって病的近視で失明した患者の検査結果を過去にさかのぼって分析しました。
その多くが、5~15歳で網膜がうすくなり、視神経の周りが黄色くなる特徴がありました。(朝日小学生新聞6/9)

 
急速に増えている子供の近視ですが、以下の2パターンがあるようです。

  • 眼鏡などで矯正のきく「通常の近視(学童近視)
  • 将来失明する可能性の限りなく高い「病的近視」

「病的近視」について、また失明リスクについての詳細は下に続きます。

 

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「病的近視」と「通常の近視」の違いとは?

「病的近視」とは
強度近視で眼軸が長いと、網膜や脈絡膜が後方に引き伸ばされ、負荷が増強します。このように、網膜や脈絡膜へ負荷がかかることで、眼底にさまざまな異常が生じた強度近視を、病的近視と呼びます。(強度近視ドットコム

「近視」とは、長時間、近距離のものに焦点を合わせた結果、水晶体が縮まったまま戻らなくなり、遠距離のものに焦点が合わせにくくなるという状態のこと。

「通常の近視」は、眼鏡やコンタクトなどでピントを後ろに合わせてあげることで矯正が可能な近視。

「強度近視」は、「通常の近視」より更に眼軸(角膜の頂点から中心窩までの長さのこと)が長く、目から入った光の焦点を網膜に合わせることが出来ず、矯正がきかずに常にぼやけて見えてしまうという状態。

この「強度近視」の状態が長く続くと、目の網膜、その他、あらゆる部位に負荷がかかり、目自体(眼底)に異常が発生します。これが「病的近視」です。

この「病的近視」があるかどうかで、将来の失明リスクがわかるという研究結果が発表されたのでした。

 

「病的近視」だと、将来の失明リスクは83%!?

以下は、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野の大野京子教授と横井多恵助教の研究グループが発表したプレスリリースの一部です。

―学童近視の中で、眼鏡で良好な矯正視力を保てるタイプと将来病的近視で失明し得るタイプを鑑別―

  • 成人以降に病的近視による失明を来す患者では、小児期に、すでに通常の学童近視と異なる特徴的な眼底所見(視神経周囲びまん性萎縮)がみられることを突き止めました。
  • この所見により、病的近視による失明のリスクがある小児を早期に同定し、失明回避に向けた集中ケアが可能となります。

病的近視を眼底検査で判別

「近視の子供が将来病的近視により失明するリスクがあるかどうか眼底検査で診断できる」【大野京子 教授】(プレスリリース原文)

つまり、東京医科歯科大学の過去の治験結果から、

「病的近視」によって失明した子は、既に小児期において通常の眼底とは違っていて、その特徴である「視神経周囲のびまん性萎縮」は眼底検査によって判別出来る。

ということが分かったんですね。

 

「病的近視」と判断されてしまったら、どうすればいいのか?

これは・・・物凄く怖いことですね。

正直な話、検査するのが恐いです。将来の「失明の確率」83%ですよ。

プレスリリースでは、「病的近視」の判別方法については書いてありましたが、その結果を受けての「失明しない為の治療・対策」については、

『病的近視への進行を抑制する予防的介入を選択的に行うことが可能』

程度にしか書いてありませんでした。

具体的にはどんな「予防的介入」があるのでしょうか。眼科に行ってみないとわかりませんね。
薬、眼鏡、手術などかと思われますが・・・。

 


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